次のアからオまでの各事例における甲の罪責について判例の立場に従って検討し,甲に窃盗罪が成立する場合には1を,成立しない場合には2を選びなさい。
ア.甲は,夜道を歩いていた際,乙が路上で倒れて急死したのを目撃し,乙が死亡しているのを認識した上で,乙の上着ポケットに入っていた財布を自分のものにしようと考え,これを取り出して自分のかばんにしまった。
「平成25年 短答式試験 刑事系科目」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/000111056.pdf)をもとに作成