司法試験短答式試験過去問題一問一答

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平成25年 刑事系科目

第3問 (配点: 2)


次のアからオまでの各記述を判例の立場に従って検討した場合,正しいものの組合せは,後記1から5までのうちどれか。

ア.甲は,医師免許を有していなかったが,女性乙に対し,医学的に必要とされる措置をとることなく豊胸手術を行った。女性乙が豊胸手術に伴う身体傷害につきあらかじめ甲に対して承諾していた場合,甲に傷害罪(刑法第204条)は成立しない。

イ.甲は,民事訴訟の証拠調べの期日において,証人として宣誓の上,虚偽の陳述をした。原告乙及び被告丙の双方とも甲が虚偽の陳述をすることにつきあらかじめ甲に対して承諾していた場合,甲に偽証罪(刑法第169条)は成立しない。

ウ.甲は,重病の母親乙の首をロープで絞めて殺害した。乙が殺害につきあらかじめ甲に対して承諾していた場合,甲に殺人罪(刑法第199条)は成立しない。

エ.甲は,12歳の女児乙の同意を得て,女児乙に対してわいせつな行為を行った。甲に準強制わいせつ罪(刑法第178条第1項)は成立しない。

オ.甲は,交通違反の取締りを受けた際,警察官に対し,乙の氏名を名乗り,交通事件原票の供述書欄に乙名義で署名押印した。乙が名義使用につきあらかじめ甲に対して承諾していた場合,甲に有印私文書偽造罪(刑法第159条第1項)は成立しない。

1.ア イ
2.イ ウ
3.ウ エ
4.エ オ
5.オ ア

「平成25年 短答式試験 刑事系科目」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/000111056.pdf)をもとに作成

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