次のアからオまでの各記述を判例の立場に従って検討し,甲に( )内の犯罪が成立する場合には1を,成立しない場合には2を選びなさい。
イ.甲は,出資金名目で金をだまし取ろうと考え,乙に対し,架空の投資案件を持ちかけたところ,乙は,甲の話が嘘であることに気付いたものの,甲が金に困っているのに同情して現金を甲に渡した。(詐欺既遂罪)
「平成22年 短答式試験 刑事系科目」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/000046903.pdf)をもとに作成