次のアからオまでの各記述を判例の立場に従って検討し,甲に( )内の犯罪が成立する場合には1を,成立しない場合には2を選びなさい。
ウ.甲は,乙社に勤務し,同社の取引先からの集金業務に従事していたところ,取引先から現金50万円を集金した後,これを自己の借金の返済に充てようと思い付き,上司に「集金の途中でひったくりに遭った。」と嘘の報告をし,50万円を同社に納めるのを免れた。(業務上横領罪)
「平成22年 短答式試験 刑事系科目」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/000046903.pdf)をもとに作成