司法試験短答式試験過去問題一問一答

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平成22年 民事系科目

第55問 (配点: 2)


手形債権の消滅時効に関する次の1から5までの各記述のうち,誤っているものはどれか。

1.裏書人の他の裏書人及び振出人に対する手形上の請求権は,その裏書人が手形を受け戻した日又は手形金請求の訴えを受けた日のいずれかの日から6月をもって,時効に罹る。

2.判例によれば,債務の支払のために手形の交付を受けた債権者が債務者に対し手形金請求の訴えを提起したときは,原因債権についても,消滅時効の中断の効力が生ずる。

3.手形所持人の約束手形の振出人に対する手形債権の消滅時効が中断された場合,その手形保証人に対する手形債権についても,消滅時効の中断の効力が生ずる。

4.判例によれば,受取人白地の手形による手形金請求の訴えを提起した場合でも,同訴訟の提起時に,手形債権について消滅時効の中断の効力が生ずる。

5.判例によれば,約束手形の所持人と裏書人との間において裏書人の手形上の債務につき支払猶予の特約がされた場合には,手形所持人の当該裏書人に対する手形上の請求権の消滅時効は,当該猶予期間が満了した時から進行する。

「平成22年 短答式試験 民事系科目」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/000046902.pdf)をもとに作成

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