司法試験短答式試験過去問題一問一答

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平成22年 民事系科目

第9問 (配点: 2)


付合と従物に関する次のアからオまでの各記述のうち,判例の趣旨に照らし誤っているものを組み合わせたものは,後記1から5までのうちどれか。

ア.土地を使用する権原のない者が作物の種をまき,これを自ら育てた場合には,生育中の作物の所有権は,種をまいた者に帰属する。

イ.所有者を異にする数個の動産が結合して,損傷することなく分離することができなくなった場合には,その合成物の所有権は,主たる動産の所有者に帰属する。

ウ.ガソリンスタンドが営まれている借地上の店舗用建物に設定された抵当権が実行された場合において,競売手続によりその所有権を取得した者は,抵当権設定当時に存した地下タンクの所有権をも取得する。

エ.建物の賃借人は,賃貸人の承諾を得て建物に増築を行っても,増築部分が取引上の独立性を有しない場合には,当該増築部分の所有権を取得しない。

オ.付合した動産について主従の区別をすることができないときは,各動産の所有者のうち一人又は数人の請求により,裁判所がその所有者を定める。

1.ア イ
2.ア オ
3.イ ウ
4.ウ エ
5.エ オ

「平成22年 短答式試験 民事系科目」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/000046902.pdf)をもとに作成

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