次のアからエまでの各事例について,捜査・公判段階における被告人の自白以外には【証拠】欄に記載した証拠しか存在しない場合に,判例に照らして,被告人を各事例に記載した罪で有罪とすることが許される場合には1を,許されない場合には2を選びなさい。なお,被告人の自白及び各証拠の証拠能力及び証明力に問題はないものとする。
エ.被告人は,被害者Dに暴行を加えて金員を強取し,その際,同暴行により被害者Dに傷害を負わせた事実で強盗致傷罪により起訴された。
【証拠】被告人から暴行を受けて傷害を負った事実についての記載しかない被害者Dの供述調書
「平成21年 短答式試験 刑事系科目」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/000006453.pdf)をもとに作成