司法試験短答式試験過去問題一問一答

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平成21年 民事系科目

第18問 (配点: 2)


債権者代位権に関する次の1から5までの各記述のうち,判例の趣旨に照らし正しいものはどれか。

1. AがBのCに対する債権の譲渡を受けた場合,AはBに代位して債権譲渡の通知をCに対してすることができる。

2. Cに名誉を侵害されたBがCに対して慰謝料の支払を求めて交渉した後,Cが一定額の慰謝料の支払を約する合意が成立したときは,Bの債権者AがBに代位してCに対して慰謝料の支払を求めることができる。

3. 被相続人の遺言ですべての遺産を相続した法定相続人Cに対して,他の法定相続人Bが遺留分減殺請求権を行使しないためこれが時効消滅する危険があるときは,Bの債権者Aは遺留分減殺請求権を代位して行使することができる。

4. AのBに対する債権がBの所有地の賃借権である場合,Aは,Bが無資力でなければ,その土地の不法占拠者Cに対する物権的請求権を代位行使することができない。

5. BがCを認知した場合,Bの推定相続人であるAは,Bに代位してその認知を取り消すことができる。

「平成21年 短答式試験 民事系科目」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/000006452.pdf)をもとに作成

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