公務員の政治活動に対する制約に関する次のアからウまでの各記述について,猿払事件判決(最高裁判所昭和49年11月6日大法廷判決,刑集28巻9号393頁)に照らして,それぞれ正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。
ア. 国家公務員の政治的中立性を損うおそれのある政治的行為を禁止することは,強い政治性を有する意見表明そのものを制約する規制であるが,行政の中立的運営とこれに対する国民の信頼の確保という国民全体の共同利益のためであれば,特定の内容の表現を禁止することも許される。
「平成20年 短答式試験 公法系科目」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/000006411.pdf)をもとに作成