甲の罪責についての次の1から5までの各記述を判例の立場に従って検討し,正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。
5. 甲は,乙に100万円を貸したが,乙が甲に借用証を渡さなかったので,乙が返済しなかった場合に証拠として使おうと考え,乙に無断で乙の氏名を記載し,乙名義の100万円の借用証を作成した。文書の内容が真実であるから,甲には有印私文書偽造罪は成立しない。
「平成20年 短答式試験 刑事系科目」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/000006413.pdf)をもとに作成