甲の罪責についての次の1から5までの各記述を判例の立場に従って検討し,正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。
2. 甲は,運転免許証を持っていなかったが,身分証明書として利用しようと考え,某県公安委員会が発行した乙の運転免許証の写真を甲の写真に変えた。他人の運転免許証の写真を自己のものに変えることは,文書の本質的部分に変更を加えるものであるから,運転免許証の他の部分に変更を加えていなくても,甲には有印公文書偽造罪が成立する。
「平成20年 短答式試験 刑事系科目」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/000006413.pdf)をもとに作成