為替手形,約束手形及び小切手に関する次のアからオまでの各記述のうち,正しいものを組み合わせたものは,後記1から5までのうちどれか。
ア. 為替手形においては,支払人が引受けをした場合に主たる債務者となるが,小切手においては,支払人が引受けをすることは禁止されており,主たる債務者はいない。
イ. 為替手形及び約束手形の満期は,一覧払,一覧後定期払,日附後定期払及び確定日払の4種類があるが,小切手の満期は,一覧払及び確定日払に限られる。
ウ. 為替手形及び小切手は,他人に支払を委託する証券であり,支払人が不可欠であるが,約束手形は,自ら支払を約束する証券であるから,支払人は存在しない。
エ. 為替手形及び約束手形については,受取人を記載しない無記名式は許されないが,小切手については,無記名式も許され,指図式小切手とみなされる。
オ. 約束手形については,第三者方払は振出人の住所地以外とすることが可能であるが,為替手形及び小切手については,第三者方払は支払人の住所地以外とすることはできない。
1. ア ウ
2. ア オ
3. イ ウ
4. イ エ
5. エ オ
「平成20年 短答式試験 民事系科目」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/000006412.pdf)をもとに作成