取締役に関する次のアからオまでの各記述のうち,誤っているものを組み合わせたものは,後記1から5までのうちどれか。
ア. 親会社の代表取締役は,その子会社である株式会社の社外取締役となることができない。
イ. 取締役の報酬として金銭でないものについてその具体的な内容を定める議案を株主総会に提出した取締役は,当該株主総会において,当該内容を相当とする理由を説明しなければならない。
ウ. 委員会設置会社でない会社法上の公開会社の取締役の任期は,選任後2年以内に終了する事業年度のうち最終のものに関する定時株主総会の終結の時までであり,定款又は株主総会の決議によってその任期を短縮することはできるが,これを伸長することはできない。
エ. 取締役を解任する株主総会の決議は,定款に別段の定めがない限り,議決権を行使することができる株主の議決権の過半数を有する株主が出席し,出席した当該株主の議決権の3分の2以上に当たる多数をもって行わなければならない。
オ. 株主総会の決議により取締役が解任された場合において,当該決議に取消事由が存するときは,当該決議の取消しにより取締役となる者は,当該決議の日から3か月以内に,訴えをもって当該決議の取消しを請求することができる。
1. ア イ
2. ア エ
3. イ オ
4. ウ エ
5. ウ オ
「平成20年 短答式試験 民事系科目」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/000006412.pdf)をもとに作成