司法試験短答式試験過去問題一問一答

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平成20年 民事系科目

第42問 (配点: 2)


甲株式会社は,資本金の額が3億円の取締役会設置会社である。甲株式会社には,A,B,C,D,E及びFの6名の取締役が置かれ,代表取締役にはAが選定されている。甲株式会社に関する次のアからオまでの各記述のうち,正しいものを組み合わせたものは,後記1から5までのうちどれか。

ア. 判例によれば,代表取締役Aの解職の議案が提出されている取締役会において,Aは,その議決に加わることができない。

イ. 甲株式会社の取締役会で特定の決議がされた場合において,当該決議に参加したDが当該取締役会の議事録に異議をとどめなかったときは,Dは,その決議に賛成したものと推定される。

ウ. 重要な財産の処分及び譲受け並びに多額の借財についての取締役会の決議につき,A,B及びCの3名による決議をもって行うことができる旨を取締役会で定める場合,この3名のうち1名は社外取締役でなければならない。

エ. 甲株式会社は,定款の定めにより,取締役会の決議の定足数を議決に加わることのできる取締役の3分の1以上とすることができる。

オ. 甲株式会社の取締役会は,取締役の職務の執行が法令及び定款に適合することを確保するための体制の整備の決定をAに委任することができる。

1. ア イ
2. ア ウ
3. イ オ
4. ウ エ
5. エ オ

「平成20年 短答式試験 民事系科目」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/000006412.pdf)をもとに作成

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