司法試験短答式試験過去問題一問一答

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平成19年 公法系科目

第36問 (配点: 2)


行政事件訴訟において,処分又は裁決を取り消す判決の効力に関する次のアからウまでの各記述について,正しいものに○,誤っているものに×を付した場合の組合せを,後記1から8までの中から選びなさい。

ア. 処分をした理由を示すことが要求されている処分が,取消訴訟の判決により,十分な理由が示されていないことだけを理由として取り消されたとき,処分をした行政庁は,取消判決の拘束力により,判決で不十分であると指摘された理由の示し方を改めて,同一内容の処分をしなければならない。

イ. 酒酔い運転をして事故を起こしたことを理由としてされた国家公務員に対する懲戒処分が,取消訴訟の判決により,そのような事故は起こしていなかったとして取り消されたとき,処分をした行政庁は,その公務員に,そのころ,無断欠勤を繰り返していた職務義務違反があったとして,改めて懲戒処分をすることができる。

ウ. 課税処分をした税務署長が,その税の滞納処分として納税義務者の財産を差し押さえていたときに,その課税処分が取消訴訟の判決により取り消され,それが確定したときは,税務署長は,滞納処分を続行してはならない。

1. ア○ イ○ ウ○
2. ア○ イ○ ウ×
3. ア○ イ× ウ○
4. ア○ イ× ウ×
5. ア× イ○ ウ○
6. ア× イ○ ウ×
7. ア× イ× ウ○
8. ア× イ× ウ×

「平成19年 短答式試験 公法系科目」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/000006371.pdf)をもとに作成

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