司法試験短答式試験過去問題一問一答

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平成19年 刑事系科目

第16問 (配点: 2)


次のアからオまでの各記述について,判例の立場に従って検討し,甲に( )内の罪が成立するものは○,成立しないものは×とした場合,各記述と○・×の組合せとして正しいものは,後記1から5までのうちどれか。

ア. 甲は,乙にわいせつな行為をすることについての乙の承諾がないのに,これがあると誤信して,乙が10歳であることを知りながら,乙に対してわいせつな行為を行った。(13歳未満の者に対する強制わいせつ罪)

イ. 甲は,乙を殺害することについての乙の承諾がないのに,これがあると誤信して,乙の首をひもで絞めて殺害した。(同意殺人罪)

ウ. 甲は,乙の居宅に入ることについての乙の承諾がないのに,これがあると誤信して,乙が単身居住する乙の居宅に入った。(住居侵入罪)

エ. 甲は,乙に傷害を負わせることについての乙の承諾がないのに,これがあると誤信して,過失による事故を装って保険金を詐取するため,甲の運転する自動車を乙に衝突させ,乙に傷害を負わせた。(傷害罪)

オ. 甲は,交通違反の取締りを受けた際に乙の氏名を名乗ることについての乙の承諾がないのに,これがあると誤信して,交通違反を警察官に現認された際,乙の氏名を名乗り,交通反則切符の供述書に乙の名義で署名押印した。(有印私文書偽造罪)

1. ア○ イ× ウ× エ× オ×
2. ア× イ○ ウ× エ× オ○
3. ア○ イ○ ウ× エ○ オ○
4. ア○ イ○ ウ× エ× オ○
5. ア× イ× ウ○ エ○ オ×

「平成19年 短答式試験 刑事系科目」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/000006373.pdf)をもとに作成

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