司法試験短答式試験過去問題一問一答

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平成19年 刑事系科目

第7問 (配点: 2)


次のアからオまでの各記述について,判例の立場に従って( )内から適切な語句を選んだ場合,その組合せとして正しいものは,後記1から5までのうちどれか。

ア. 甲は,Aが被疑者として捜査の対象となっている殺人未遂事件に関し,Aの部下でAと被害者との関係について知っているBがいずれは参考人として警察の取調べを受けることを予期しつつ,Bを隠匿した。この場合,(a. 犯人隠避罪が成立する・b. 証拠隠滅罪が成立する)。

イ. 甲は,汚職の罪で逃走中の友人Cから頼まれて,Cに対し,Cの留守宅の様子や家族の安否のほか,警察の捜査状況を教えた。この場合,(c. 犯人隠避罪が成立する・d. 不可罰である)。

ウ. 暴力団幹部である甲は,自己の犯した業務上過失致死事件について,配下の組員Dに命じて,Dを自己の身代わり犯人として警察に出頭させた。この場合,(e. 不可罰である・f. 犯人隠避教唆罪が成立する)。

エ. 甲は,自己が被告人となっている公職選挙法違反事件の証人となったEに対し宣誓の上で虚偽の陳述をするように依頼し,依頼どおりに虚偽の陳述をさせた。この場合,(g. 不可罰である・h. 偽証教唆罪が成立する)。

オ. 甲は,自己が被告人となっている横領事件で有利な判決を得る目的から,事件と無関係のFに対し,被害を弁償していないのに,弁償金を受領した旨の被害者名義の領収証を作るように依頼し,これを作成させた。この場合,(i. 証拠偽造教唆罪が成立する・j. 犯人隠避教唆罪が成立する)。

1. アa イc ウf エh オi
2. アa イd ウf エg オi
3. アb イc ウe エh オj
4. アb イc ウf エh オi
5. アb イd ウe エg オj

「平成19年 短答式試験 刑事系科目」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/000006373.pdf)をもとに作成

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