司法試験短答式試験過去問題一問一答

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平成19年 民事系科目

第16問 (配点: 2)


抵当権の法律関係に関する次の1から5までの各記述のうち 誤っているものはどれか。

1. 抵当権が設定された建物を,抵当権者に対抗することができない賃貸借に基づいて使用する者は,競売手続開始前から使用していれば,建物の買受人が買い受けた時から6か月を経過するまでは,その建物の買受人への引渡しを猶予される。

2. 登記をした賃貸借は,その登記前に登記をした抵当権を有するすべての者が同意をすれば,その同意をした抵当権者に対抗することができる。

3. 土地に抵当権が設定された当時,その土地に建物が築造されていた場合,その建物の所有者が,その土地を占有するについて抵当権者に対抗することができる権利を有しないとしても,抵当権者は,土地とともに建物を競売することはできない。

4. 抵当権が設定された不動産について,地上権の設定を受けた者は,抵当権消滅請求をすることができない。

5. 被担保債権の債務不履行後に,抵当不動産の所有者が,その後に生じた果実を収受しても,不当利得にはならない。

「平成19年 短答式試験 民事系科目」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/000006372.pdf)をもとに作成

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