司法試験短答式試験過去問題一問一答

利用規約プライバシーポリシーご意見・お問い合わせランダム一問一答

平成18年 民事系科目

第66問 (配点: 2)


A,B及びCは,甲土地を3名で共有している。(以下,A,B及びCを「Aら3名」という。)。この事案に関する次のアからオまでの記述のうち,判例の趣旨に照らし正しいものを組み合わせたものは,後記1から5までのうちどれか。

ア. Aら3名がYに対して,甲土地がAら3名の共有であることの確認を求める訴えを提起した場合において,Aが訴えを取り下げるとの書面を裁判所に提出し,Yがこれに同意したときは,裁判所は,B及びCの訴えを不適法として却下しなければならない。

イ. 上記アのAら3名の訴えが提起された場合において,Aのみが口頭弁論期日に出頭していたときは,Yは,準備書面に記載していない事実を主張することができない。

ウ. 上記アのAら3名の訴えが提起された場合において,Aについて訴訟手続の中断の原因があるときは,B及びCについても,中断の効力が生じる。

エ. 上記アのAら3名の訴えが提起された場合において,裁判所がA及びB並びにYのみを名宛人とする一部判決をしたときは,Cは,この判決に対して,控訴をすることができる。

オ. A及びBのみが原告となり,Yに対して,甲土地がAら3名の共有であることの確認を求める訴えを提起した場合は,口頭弁論の終結前にCがこの訴訟に共同訴訟人として参加することは許されず,裁判所は,訴えを不適法として却下しなければならない。

1. ア イ
2. ア ウ
3. イ オ
4. ウ エ
5. エ オ

「平成18年 短答式試験 民事系科目」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/000006518.pdf)をもとに作成

平成18年 民事系科目 第66問 (配点: 2) | 司法試験短答式試験過去問題一問一答
このエントリーをはてなブックマークに追加
79 / 88