司法試験短答式試験過去問題一問一答

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平成18年 民事系科目

第61問 (配点: 2)


判決に関する次のアからオまでの記述のうち,正しいものを組み合わせたものは,後記1から5までのうちどれか。

ア. 被告が口頭弁論期日に欠席し,原告の主張事実を何ら争わない場合でも,裁判所は,判決原本を作成しなければ,請求認容判決を言い渡すことはできない。

イ. 被告が口頭弁論期日に欠席した場合において,裁判所が,審理の現状及び当事者の訴訟追行の状況を考慮して相当と認めるときには,出頭した原告の申出がなくても,終局判決をすることができる。

ウ. 建物収去土地明渡請求訴訟の係属中に,原告が土地所有権についての中間確認の訴えを提起し,原告の請求をいずれも認容する判決がされた場合には,被告は控訴して,この判決のうちの建物収去土地明渡請求についての部分のみならず,所有権確認請求についての部分に対しても不服を申し立てることができる。

エ. 甲建物及び乙建物の明渡しを求める訴訟で,先に裁判をするのに熟した甲建物の明渡請求について弁論を分離してされた請求棄却判決に対しては,独立して上訴することはできない。

オ. 貸金の返還を命ずる仮執行宣言付判決に対して控訴がされた場合,その判決に基づいて第一審原告が貸金の弁済を受けていたとしても,控訴裁判所は,当該弁済の事実を考慮して,第一審原告の貸金返還請求権が消滅したと判断してはならない。

1. ア イ
2. ア エ
3. イ ウ
4. ウ オ
5. エ オ

「平成18年 短答式試験 民事系科目」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/000006518.pdf)をもとに作成

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