甲土地の所有権を主張するAに対し,pという時点から長い期間にわたり同土地を占有してきたBが,訴訟において20年の時効による所有権の取得を主張する場合,時効の援用の意思表示のほかに,次のアからカまでの事実のうち,民法の規定及び判例を考慮してBが主張立証しなければならないものをすべて組み合わせたものは,後記1から5までのうちどれか。
ア. p時点においてBが甲土地を占有していたこと。
イ. p時点から20年後のq時点においてBが甲土地を占有していたこと。
ウ. p時点から,その20年後のq時点まで,Bが甲土地を継続して占有したこと。
エ. p時点における甲土地の所有者がAであったこと。
オ. p時点におけるBの占有が自主占有であったこと。
カ. p時点におけるBの占有が平穏かつ公然のものであったこと。
1. ア イ
2. ア イ エ
3. ウ オ カ
4. ア イ オ カ
5. ウ エ オ カ
「平成18年 短答式試験 民事系科目」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/000006518.pdf)をもとに作成