司法試験短答式試験過去問題一問一答

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平成29年 刑法

第8問 (配点: 4) 備考: 4問正解で部分点2点


不法領得の意思に関する次のアからオまでの各記述を判例の立場に従って検討し,正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。

エ.新聞購読料の集金業務に従事する甲は,購読料として集金した現金を遊興のため全額費消して横領した後,その発覚を免れる目的で,新たに購読料として集金した現金を穴埋めに充てた。この場合,穴埋めに充てた現金について,甲に不法領得の意思は認められず,業務上横領罪は成立しない。

「平成29年 短答式試験 刑法」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/001224570.pdf)をもとに作成

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