次のアからオまでの各記述を判例の立場に従って検討し,甲に横領罪が成立する場合には1を,成立しない場合には2を選びなさい。
イ.甲は,所有権留保の約定付き割賦売買契約に基づき24回の月賦払いで,自動車販売会社から自動車を購入し,同自動車の引渡しを受けたが,3回分を支払った時点で,自己の借金の担保として,同自動車を金融業者に提供した。
「平成28年 短答式試験 刑法」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/001182605.pdf)をもとに作成