次のアからオまでの各事例を判例の立場に従って検討し,( )内の甲の行為とVの死亡との間に因果関係が認められる場合には1を,認められない場合には2を選びなさい。
イ.甲は,マンション4階の甲方居間で,Vの頭部や腹部を木刀で多数回殴打した。Vは,このままでは殺されると思い,甲の隙を見て逃走することを決意し,窓からすぐ隣のマンションのベランダに飛び移ろうとしたが,これに失敗して転落し,脳挫滅により死亡した。(甲がVの頭部や腹部を木刀で多数回殴打した行為)
「平成27年 短答式試験 刑法」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/001144533.pdf)をもとに作成