次のアからオまでの各事例を判例の立場に従って検討し,( )内の甲の行為とVの死亡との間に因果関係が認められる場合には1を,認められない場合には2を選びなさい。
ア.甲は,自宅に遊びに来た友人Vの態度に腹を立て,その頭部を平手で1回殴打したところ,Vが家から出て行ったので,謝りながらVを追い掛けた。Vは,甲が謝りながら追い掛けてきたことに気付いたが,甲と話をしたくなかったので,甲に追い付かれないように,あえて遮断機が下りていた踏切に入ったところ,列車にひかれ,内臓破裂により死亡した。(甲がVの頭部を平手で1回殴打した行為)
「平成27年 短答式試験 刑法」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/001144533.pdf)をもとに作成