司法試験短答式試験過去問題一問一答

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平成27年 民法

第36問 (配点: 2)


【以下の問題の解答に当たっては,国際物品売買契約に関する国際連合条約(ウィーン売買条約)の適用を考慮する必要はない。】

利息に関する次のアからオまでの各記述のうち,誤っているものを組み合わせたものは,後記1から5までのうちどれか。

ア.留置権者は,留置物から生ずる果実を収取し,他の債権者に先立って,これを自己の債権の弁済に充当することができるが,その果実は,被担保債権の利息に充当され,なお剰余があるときでも,元本に充当することはできない。

イ.債務者が利息の支払を1年分以上延滞し,債権者が催告をしても,債務者がその利息を支払わないときは,債権者は,これを元本に組み入れることができる。

ウ.主たる債務者の委託を受けないで保証をした保証人が弁済をしたときは,主たる債務者は,弁済がされた日以後の法定利息をその保証人に支払わなければならない。

エ.売主が,買主から売買代金の一部を受領した後,買主の債務不履行を理由として売買契約を解除した場合において,売主がその売買代金の一部として受領した金銭を買主に返還するときは,その受領の時から利息を付さなければならない。

オ.売買契約において,売主の目的物引渡義務が先履行とされ,かつ,代金の支払について期限がある場合,買主は,その目的物の引渡しを受けた後も,代金の支払についての期限が到来するまでは,利息を支払う必要がない。

1.ア ウ
2.ア エ
3.イ エ
4.イ オ
5.ウ オ

「平成27年 短答式試験 民法」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/001144532.pdf)をもとに作成

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