司法試験短答式試験過去問題一問一答

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平成27年 民法

第28問 (配点: 2)


【以下の問題の解答に当たっては,国際物品売買契約に関する国際連合条約(ウィーン売買条約)の適用を考慮する必要はない。】

不法行為に関する次のアからオまでの各記述のうち,判例の趣旨に照らし正しいものを組み合わせたものは,後記1から5までのうちどれか。

ア.他人の生命を侵害した者は,被害者の相続人に対してのみ慰謝料を支払う義務を負う。

イ.被害者が死亡していない場合には,被害者の近親者は,慰謝料を請求することができない。

ウ.ある事業のために他人を使用する者は,被用者がその事業の執行について第三者に加えた損害を賠償する責任を負うが,この責任は,被用者に賠償の資力があったとしても免れることができない。

エ.被害者が加害者の使用者に対し使用者責任に基づく損害賠償を請求する場合,被害者は,加害者による不法行為があったことに加え,加害者の使用者が加害者である被用者の選任及びその事業の監督について相当の注意をしていなかったことを主張・立証しなければならない。

オ.過失によって一時的に自己の行為の責任を弁識する能力を欠く状態を招いた者は,その間に他人に加えた損害について賠償の責任を負う。

1.ア イ
2.ア エ
3.イ オ
4.ウ エ
5.ウ オ

「平成27年 短答式試験 民法」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/001144532.pdf)をもとに作成

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