告訴に関する次のアからオまでの各記述のうち,誤っているものの組合せは,後記1から5までのうちどれか。ただし,判例がある場合には,それに照らして考えるものとする。
ア.被害者が死亡したときは,被害者の明示の意思に反しない限り,その兄弟姉妹が告訴をすることができる。
イ.親告罪の告訴期間を起算する基準となる「犯人を知った」とは,犯人が誰であるかを知ることをいい,告訴権者において,犯人の住所氏名などの詳細を知る必要はないが,少なくとも犯人の何人たるかを特定し得る程度に認識することを要する。
ウ.告訴の取消しは,代理人によりこれをすることができない。
エ.被害者の司法警察員に対する供述調書であっても,犯罪事実を申告し,犯人の処罰を求める旨の意思の表示がされていれば,告訴調書として有効である。
オ.告訴は,書面でこれをしなければならない。
1.ア イ
2.ア ウ
3.イ エ
4.ウ オ
5.エ オ
「平成25年 短答式試験 刑事系科目」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/000111056.pdf)をもとに作成