司法試験短答式試験過去問題一問一答

利用規約プライバシーポリシーご意見・お問い合わせランダム一問一答

平成25年 刑事系科目

第8問 (配点: 2)


犯人蔵匿等の罪に関する次の1から5までの各記述を判例の立場に従って検討した場合,誤っているものはどれか。

1.甲は,窃盗事件を犯して逃亡中の乙を自宅にかくまったが,かくまった時点では,既にその窃盗事件の公訴時効が完成していた。甲には,犯人蔵匿罪は成立しない。

2.甲は,強盗事件を犯して逃亡中の乙の所在を知っていたが,その所在を警察官に尋ねられた際,その質問に答えなかった。甲には,犯人隠避罪が成立する。

3.甲は,強盗事件を犯した息子乙を逮捕から免れさせるため,乙に逃走資金を与えた。甲には,犯人隠避罪が成立する。

4.甲は,自動車運転過失致死事件の被告人として裁判を受けていた乙が保釈中であることを知りながら,乙を逃亡させるため,乙にその資金を与えた。甲には,犯人隠避罪が成立する。

5.甲は,強姦事件を犯して逃亡中,告訴権者からの告訴がない時点で,友人乙に強姦事件を犯して逃げているのでかくまってほしい旨依頼して乙宅に一晩かくまってもらった。甲には,犯人蔵匿罪の教唆犯が成立する。

「平成25年 短答式試験 刑事系科目」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/000111056.pdf)をもとに作成

平成25年 刑事系科目 第8問 (配点: 2) | 司法試験短答式試験過去問題一問一答
このエントリーをはてなブックマークに追加
13 / 67