訴訟承継に関する次の1から5までの各記述のうち,誤っているものを2個選びなさい。
1.貸金返還請求訴訟の係属中に,当事者が死亡したときは,その者の相続人は,相続の放棄をしない限り,当事者となる。
2.貸金返還請求訴訟の係属中に,訴訟物とされている貸金債権を譲り受けた者は,参加承継の申立てをして訴訟を承継する義務を負う。
3.貸金返還請求訴訟の係属中に,訴訟物とされている貸金債権を譲り受けた者が適法に参加承継をしたときは,その参加は,訴訟の係属の初めにさかのぼって時効の中断の効力を生ずる。
4.貸金返還請求訴訟の係属中に,訴訟物とされている貸金債権を譲り受けた者が適法に参加承継をしたときは,参加前の原告は,相手方の承諾を得ることなく訴訟から脱退する。
5.貸金返還請求訴訟の係属中に,訴訟物とされている貸金債権に係る債務を第三者が引き受けたときは,原告は,当該第三者に対して,訴訟引受けの申立てをすることができる。
「平成25年 短答式試験 民事系科目」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/000111055.pdf)をもとに作成