親権及び子の財産の管理権に関する次のアからオまでの各記述のうち,誤っているものを組み合わせたものは,後記1から5までのうちどれか。
ア.父が長期間海外にいて事実上親権を行うことができないときは,母が単独で親権を行うことができる。
イ.子の出生前に父母が協議上の離婚をするときは,その協議で,その一方を,子の出生後の親権者と定めなければならない。
ウ.遺言者が特定の財産を未成年者に遺贈するとともに,その遺言で,受遺者に対して親権を行う父母のうち父には当該財産を管理させない旨の意思を表示した場合,遺贈の効力発生後,父は遺贈された財産の管理権を有しない。
エ.親権を行う父又は母は,やむを得ない事由があるときは,家庭裁判所の許可を得て,親権又は管理権を辞することができる。
オ.特別養子縁組に係る養子は,未成年である間は養親の親権に服するが,実方の父母の相続人としての地位を失わない。
1.ア ウ
2.ア エ
3.イ エ
4.イ オ
5.ウ オ
「平成24年 短答式試験 民事系科目」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/000098333.pdf)をもとに作成