司法試験短答式試験過去問題一問一答

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平成24年 民事系科目

第31問 (配点: 2)


AとBの婚姻に関する次のアからオまでの各記述のうち,正しいものを組み合わせたものは,後記1から5までのうちどれか。

ア.AがBの父母の養子である場合,A,B,同人らの親族又は検察官は,AとBの婚姻が近親者間の婚姻であることを理由として,その取消しを家庭裁判所に請求することができない。

イ.AとBは共に20歳未満で婚姻したが,BにはCとの間の嫡出でない未成年の子Dがいる場合,Aは,20歳に達していなくとも,婚姻により,Bとともに,Dの親権者となる。

ウ.Aが成年被後見人である場合,事理を弁識する能力を一時回復している間は,成年後見人の同意を得ればBと婚姻することができる。

エ.判例によれば,AとBが,両名間の子Cに嫡出である子の身分を得させるための便法として,後日離婚することを合意した上で婚姻の届出をしたにすぎず,真に社会観念上夫婦であると認められる関係の設定を欲する効果意思がなかった場合には,婚姻の効力は生じない。

オ.AがBと婚姻した場合,Aの父母であるCとDは,Bの兄Eと3親等の姻族になる。

1.ア ウ
2.ア エ
3.イ エ
4.イ オ
5.ウ オ

「平成24年 短答式試験 民事系科目」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/000098333.pdf)をもとに作成

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