行為能力に関する次のアからオまでの各記述のうち,正しいものを組み合わせたものは,後記1から5までのうちどれか。
ア.精神上の障害により事理を弁識する能力が不十分である者は,自ら補助開始の審判を請求することができない。
イ.成年被後見人が認知をする場合,成年後見人の同意は不要である。
ウ.保佐人の同意を得なければならない行為について,被保佐人の利益を害するおそれがないにもかかわらず保佐人が同意をしないとき,被保佐人は,家庭裁判所に対し,保佐人の同意に代わる許可を請求することができる。
エ.被補助人について後見開始の審判をする場合,家庭裁判所は,その者に係る補助開始の審判を取り消さずに後見開始の審判をすることができる。
オ.精神上の障害により事理を弁識する能力が不十分である者について,家庭裁判所は,同意権も代理権も付与されない補助人を選任することができる。
1.ア ウ
2.ア エ
3.イ ウ
4.イ オ
5.エ オ
「平成24年 短答式試験 民事系科目」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/000098333.pdf)をもとに作成