司法試験短答式試験過去問題一問一答

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平成23年 刑事系科目

第37問 (配点: 2)


第1回の公判期日前の証人尋問に関する次のアからオまでの各記述のうち,正しいものの組合せは,後記1から5までのうちどれか。

ア.検察官は,犯罪の捜査に欠くことのできない知識を有すると明らかに認められる者が,取調べに対して出頭又は供述を拒んだ場合には,その者が当該犯罪の被害者であったとしても,第1回の公判期日前に限り,裁判官に証人の尋問を請求することができる。

イ.弁護人は,被告人のアリバイを供述する証人に海外赴任の予定があるなど,あらかじめ証拠を保全しておかなければその証拠を使用することが困難な事情があるときでも,第1回の公判期日前に,裁判官に証人の尋問を請求することはできない。

ウ.検察官は,司法警察員の取調べに対して任意の供述をした犯罪の目撃者が,その供述が犯罪の証明に欠くことができないと認められる場合において,圧迫を受けて公判期日においては前にした供述と異なる供述をするおそれがある場合に限り,第1回の公判期日前に,裁判官に証人の尋問を請求することができる。

エ.裁判官は,検察官の請求による第1回の公判期日前の証人尋問を行う際,被告人,被疑者又は弁護人をその尋問に立ち会わせなければならない。

オ.裁判官は,第1回の公判期日前の証人尋問請求において,召喚に応じない証人に対しては,更にこれを召喚し,又はこれを勾引することができる。

1.ア ウ
2.ア オ
3.イ エ
4.イ オ
5.ウ エ

「平成23年 短答式試験 刑事系科目」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/000073971.pdf)をもとに作成

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