予算の法的性格については,法律とは異なる独自の法形式であるとする見解(予算法規範説)と,法律の一種とする見解(予算法律説)がある。これらの見解に関する次のアからウまでの各記述について,それぞれ正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。
ア.予算法規範説は,提出権が内閣に属すること,衆議院に先議権があることなどを根拠とする。それに対して,予算法律説は,予算の制定手続が一般の法律と異なるのは憲法第59条第1項の「憲法に特別の定のある場合」に該当するとする。
「平成22年 短答式試験 公法系科目」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/000046901.pdf)をもとに作成