学問の自由に関する次のアからウまでの各記述について,正しいものには○,誤っているものには×を付した場合の組合せを,後記1から8までの中から選びなさい。
ア.下級裁判所の裁判例の趣旨によれば,文部科学大臣は,国立大学法人の学長の任命に関し,その者を任命することが不適当と認められるときには,国立大学法人の申出を拒否することができる。なぜなら,学長人事は大学の自治とは無関係であるからである。
イ.最高裁判所の判例によれば,憲法第23条は大学における学術研究活動の自由を保障し,国民一般の学問の自由は憲法第19条及び第21条によって保障される。なぜなら,大学が学術の中心であり,深く真理を探究することが大学の本質であるからである。
ウ.最高裁判所の判例によれば,憲法第23条は,狭義の学問の自由ばかりでなく,大学の自治を制度的に保障する。なぜなら,大学における学問の自由を保障するために,大学の自治が伝統的に認められているからである。
1.ア○ イ○ ウ○
2.ア○ イ○ ウ×
3.ア○ イ× ウ○
4.ア○ イ× ウ×
5.ア× イ○ ウ○
6.ア× イ○ ウ×
7.ア× イ× ウ○
8.ア× イ× ウ×
「平成22年 短答式試験 公法系科目」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/000046901.pdf)をもとに作成