捜査機関が行った捜査に関する次のアからキまでの各記述のうち,違法となるものの組合せは,後記1から7までのうちどれか。
ア.司法巡査が,器物損壊被疑事件の被疑者を現行犯人として逮捕した後,留置の必要がないと考え,すぐに釈放した。
イ.検察事務官が,検察官の指揮を受け,詐欺被疑事件の被疑者を呼び出して,その取調べを行った。
ウ.司法警察員が,変死の疑いのある死体につき,検察官から命じられて検視を行った。
エ.検察官が,被疑者の身体の拘束がないまま警察から送致を受けた窃盗被疑事件につき,罪証隠滅のおそれがあるとして,裁判官から逮捕状の発付を受けて被疑者を逮捕した。
オ.司法巡査が,裁判官が発付した逮捕状により,被疑者を逮捕した。
カ.検察事務官が,裁判官が発付した捜索差押許可状により,被疑者の居宅を捜索した。
キ.司法巡査が,裁判官に対し被疑者の逮捕状の発付を請求した。
1.ア オ
2.ア キ
3.イ エ
4.イ カ
5.ウ エ
6.ウ カ
7.オ キ
「平成22年 短答式試験 刑事系科目」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/000046903.pdf)をもとに作成