次のアからオまでの各事例における甲の罪責について,判例の立場に従って検討し,( )内の犯罪が既遂になる場合には1を,未遂にとどまる場合には2を,既遂にも未遂にもならない場合には3を選びなさい。
ア.甲は,行使の目的をもって一万円札を偽造しようとしたが,印刷機器の操作を間違えたため,出来上がったものは,一般人が一見して真正の通貨と誤認するには至らない程度のものであった。(通貨偽造罪)
「平成22年 短答式試験 刑事系科目」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/000046903.pdf)をもとに作成