未成年であるAの母はBであり,父はCであるが,BがAの親権者であり,BとCは婚姻をしていない場合に関する次のアからオまでの各記述のうち,正しいものを組み合わせたものは,後記1から5までのうちどれか。
ア.BがAの監護に関して第三者と法律行為をしたときに,Cは,これによって生じた債務について,連帯してその責任を負う。
イ.Aが単独で第三者と法律行為をしたがCがこれを追認したときは,Bは,当該法律行為を取り消すことができない。
ウ.AがCを殺害しようとしたために刑に処せられた場合において,Aは,Cの相続人となることができない。
エ.DがAを殺害した場合において,B及びCは,Dに対し,それにより被った精神的損害の賠償を請求することができる。
オ.家庭裁判所は,Bの意思に反しない場合において,Aの利益のため必要があると認めるときは,Aの親族の請求によって,BとともにCを親権者と定める審判をすることができる。
1.ア イ
2.ア オ
3.イ ウ
4.ウ エ
5.エ オ
「平成22年 短答式試験 民事系科目」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/000046902.pdf)をもとに作成