司法試験短答式試験過去問題一問一答

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平成21年 刑事系科目

第40問 (配点: 2)


上訴に関する次のアからオまでの各記述のうち,正しいものの組合せは,後記1から5までのうちどれか。

ア.控訴審では,第一審の公判手続に関する規定が準用されるので,被告人は,公判期日において,自らが控訴趣意書に基づいて弁論をすることができる。

イ.被告人が刑の量定が不当であることを理由として控訴の申立てをした事件については,検察官から控訴の申立てがなければ,控訴裁判所は,原判決の刑より重い刑を言い渡すことはできない。

ウ.第一審における弁護人は,判決の宣告により弁護人の選任の効力が失われるので,被告人のため控訴をすることができず,控訴をするには改めて弁護人として選任される必要がある。

エ.第二審の判決に対する上告の申立ての理由は,憲法の違反があること,憲法の解釈に誤りがあること又は最高裁判所の判例と相反する判断をしたことに限定されるので,上告裁判所は,事実の取調べをすることができない。

オ.上告裁判所は,判決に影響を及ぼすべき法令の違反があって原判決を破棄しなければ著しく正義に反すると認めるときは,判決で原判決を破棄することができる。

1.ア イ
2.ア エ
3.イ オ
4.ウ エ
5.ウ オ

「平成21年 短答式試験 刑事系科目」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/000006453.pdf)をもとに作成

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