捜索・差押えに関する次のアからエまでの各記述につき,処分を受ける者である甲が各記述中の処分を拒否している場合に,事前に裁判官から発付された( )内の捜索差押許可状によって当該処分を行うことが許される場合には1を,許されない場合には2を選びなさい。ただし,判例がある場合には,それに照らして考えるものとする。
ア.被疑者甲が強姦の模様を撮影した写真があると脅迫して強姦の被害者から金員を恐喝した事件で甲方を捜索したところ,司法警察員が,甲方から未現像の写真フィルムを差し押さえたので,それを警察署において現像すること。(差し押さえるべき物を写真フィルムとする甲方に対する捜索差押許可状)
「平成21年 短答式試験 刑事系科目」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/000006453.pdf)をもとに作成