次のアからオまでの各事例における甲の罪責について,判例の立場に従って検討し,正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。
エ.甲は,家庭裁判所から甲の孫乙の未成年後見人に選任され,後見の事務として乙の預金通帳及び印鑑を預かっていたが,これらを使用して,ほしいままに乙の預金口座から現金500万円を引き出し,自己の遊興のために費消した。甲には業務上横領罪が成立するが,甲は乙の「直系血族」であるので,刑が免除される。
「平成21年 短答式試験 刑事系科目」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/000006453.pdf)をもとに作成