司法試験短答式試験過去問題一問一答

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平成21年 民事系科目

第71問 (配点: 2)


訴訟承継に関する次の1から4までの各記述のうち,正しいものはどれか。

1.被承継人の相手方は,承継人に対し,承継したものが義務であっても権利であっても訴訟引受けの申立てをすることができるが,申立ての時期は事実審の口頭弁論終結前に限られる。

2.参加承継の場合,承継人は独立当事者参加の形式で参加の申出をすることから,被承継人と承継人との間に争いがないときであっても,相手方に加えて被承継人に対しても請求を立てなければならない。

3.参加承継後の訴訟の審理は必要的共同訴訟の手続によるのに対し,引受承継後の訴訟の審理は,通常共同訴訟と同様の手続によるので,前者においては弁論の分離,一部判決が禁止されるのに対し,後者においてはそれらが許容される。

4.参加承継においては参加があれば被承継人は相手方の承諾を得ずに訴訟から脱退できるが,引受承継においては引受決定がされても,被承継人が訴訟から脱退するには相手方の承諾が必要である。

「平成21年 短答式試験 民事系科目」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/000006452.pdf)をもとに作成

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