司法試験短答式試験過去問題一問一答

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平成21年 民事系科目

第14問 (配点: 2)


Aは,Bのために,AがCに対して有する指名債権である金銭債権を目的として,質権を設定し,Cに対して質権の設定を通知した。この事例に関する次の1から5までの各記述のうち,誤っているものはどれか。

1.目的債権が保証債務によって担保されている場合,Bの質権の効力は,その保証債権に及ぶ。

2.Aは,第三者に対して目的債権を譲渡することができない。

3.Cは,質権の設定の通知を受けるより前にAから目的債権について債務の一部の免除を受けていたときは,目的債権の一部が消滅したことをBに対して主張することができる。

4.Aは,目的債権の消滅時効中断のために必要があるときは,Cを被告として,債権存在確認の訴えを提起することができる。

5.Bは,被担保債権及び目的債権が弁済期にある場合,被担保債権額の範囲内でCから目的債権を直接取り立て,被担保債権に充当することができる。

「平成21年 短答式試験 民事系科目」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/000006452.pdf)をもとに作成

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