司法試験短答式試験過去問題一問一答

利用規約プライバシーポリシーご意見・お問い合わせランダム一問一答

平成20年 公法系科目

第24問 (配点: 3) 備考: 3問正解で部分点1点


行政裁量に関する次のアからエまでの各記述について,法令又は最高裁判所の判例に照らし,それぞれ正しい場合には1を,誤っている場合には2を選びなさい。

イ. 国家公務員法第82条第1項の定める懲戒処分について懲戒権者に裁量が認められる理由の一つは,懲戒処分の決定に当たっては,公務員の非行の原因,動機,性質等のほか,当該公務員の行為の前後における態度,処分歴,選択する処分が他の公務員や社会に及ぼす影響など,諸般の事情が総合的に考慮される必要があり,こうした判断は平素から庁内事情に通じ,部下職員の指揮監督に当たる者に任せるのでなければ適切な結果を期待できないことにある。

(参照条文)国家公務員法
第82条 職員が,次の各号のいずれかに該当する場合においては,これに対し懲戒処分として,免職,停職,減給又は戒告の処分をすることができる。
一 この法律若しくは国家公務員倫理法又はこれらの法律に基づく命令(国家公務員倫理法第5条第3項の規定に基づく訓令及び同条第4項の規定に基づく規則を含む。)に違反した場合
二 職務上の義務に違反し,又は職務を怠つた場合
三 国民全体の奉仕者たるにふさわしくない非行のあつた場合
2 (略)

「平成20年 短答式試験 公法系科目」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/000006411.pdf)をもとに作成

平成20年 公法系科目 第24問 (配点: 3) 備考: 3問正解で部分点1点 | 司法試験短答式試験過去問題一問一答
このエントリーをはてなブックマークに追加
51 / 84