証人尋問に関する次の1から5までの各記述のうち,正しいものはどれか。
1. 証人には,自己の直接体験した事実だけでなく,その体験した事実により推測した事項を供述させることができる。
2. 証人尋問は公開の法廷で行わなければならないので,裁判所は,公判期日外において,裁判所外で証人を尋問することはできない。
3. 6歳の幼児は,その年齢だけによって,体験した事実を認識,記憶し,かつ,その事実を表現する能力に欠けているといえるので,証人としてこれを尋問することはできない。
4. 検察官は,あらかじめ供述調書の証拠調べを請求しておかなければ,その供述者の証人尋問を請求することはできない。
5. 宣誓した証人は,自己が刑事訴追を受けるおそれのある証言を拒むことはできないものの,その証言した内容が自己の刑事裁判で証拠とされることはない。
「平成20年 短答式試験 刑事系科目」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/000006413.pdf)をもとに作成