司法試験短答式試験過去問題一問一答

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平成20年 刑事系科目

第31問 (配点: 2)


公訴の提起に関する次の1から5までの各記述のうち,正しいものはどれか。

1. 公訴の提起は,実務上,起訴状を提出して行うのが通例であるが,緊急やむを得ない場合には,口頭によることもできる。

2. 起訴状には,被告人の氏名を記載しなければならないので,被告人の氏名が判明しない場合には,公訴を提起することはできない。

3. 公訴の提起と同時に略式命令の請求をする場合であっても,起訴状一本主義の適用があるので,検察官は,略式命令の請求と同時に,略式命令をするために必要があると思料する書類及び証拠物を裁判所に差し出すことはできない。

4. 起訴状の公訴事実は,訴因を明示してこれを記載しなければならず,罪名は,適用すべき罰条を示してこれを記載しなければならないところ,数個の訴因及び罰条は,予備的に又は択一的にこれを記載することができる。

5. 告訴又は告発がなされた事件については,当該告訴又は告発が取り消されない限り,検察官は,公訴を提起するに足りる犯罪の嫌疑がないと思料する場合を除き,公訴を提起しなければならない。

「平成20年 短答式試験 刑事系科目」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/000006413.pdf)をもとに作成

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