司法試験短答式試験過去問題一問一答

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平成19年 公法系科目

第34問 (配点: 2)


自動車運転免許に係る処分についての訴えの利益に関して述べた次のアからウまでの各記述の中から,最高裁判所の判例に照らして正しいものを選びなさい。

ア. 運転免許効力停止処分についてその効力停止期間が経過したときは,当該処分が前歴となって道路交通法上不利益を受けるおそれがあるとしても,処分の取消しを求める訴えの利益は失われる。

イ. 運転免許取消処分の取消訴訟の係属中に運転免許証の有効期間が経過したときは,もはや運転免許証の更新を受けることができないから,処分の取消しを求める訴えの利益は失われる。

ウ. 運転免許効力停止処分の前歴があることにより,名誉,感情,信用等を損なう可能性が継続して存在するとしても,それは処分がもたらす事実上の効果にすぎないものであるから,処分の取消しを求める訴えの利益があることの根拠とするのは相当でない。

1. ア
2. イ
3. ウ

「平成19年 短答式試験 公法系科目」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/000006371.pdf)をもとに作成

平成19年 公法系科目 第34問 (配点: 2) | 司法試験短答式試験過去問題一問一答
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