司法試験短答式試験過去問題一問一答

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平成19年 民事系科目

第69問 (配点: 2) 備考: 順不同(1問正解で部分点1点)


Xは,Yと婚姻関係にあるが,Yの不貞行為を原因として,離婚の訴えを提起した。この事案に関する次の1から5までの各記述のうち,正しいものを2個選びなさい。

1. Yが口頭弁論において,Xが主張した不貞行為の事実の存在を認めた場合であっても,裁判所は,証拠調べの結果,不貞行為の事実の存在は認められないとの判断をすることができる。

2. Yが成年被後見人であり,Xが成年後見人に選任されているときは,Yは,意思能力を有していても,特別代理人又は成年後見監督人によらなければ,訴訟行為をすることができない。

3. Yの不貞行為の事実については,裁判所は,職権で証拠を収集してその有無を認定すべきであり,当該事実が真偽不明であるという状況は生じないので,証明責任が働くことはない。

4. XとYは,訴訟上の和解により離婚をすることができる。

5. Xの請求を認容する判決と,これを棄却する判決とは,いずれも形成判決である。

「平成19年 短答式試験 民事系科目」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/000006372.pdf)をもとに作成

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