司法試験短答式試験過去問題一問一答

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平成19年 民事系科目

第48問 (配点: 2)


株主総会における瑕疵ある決議についての訴訟に関する次のアからオまでの各記述のうち,判例の趣旨に照らし誤っているものを組み合わせたものは 後記1から5までのうちどれか。

ア. 株主総会決議無効確認の訴えは,決議の内容が法令又は定款に違反する場合に,提起することができる。

イ. 株主総会決議取消しの訴えが適法に提起された後に原告である株主につき相続があった場合には,その相続人が原告の地位を承継する。

ウ. 計算書類承認の株主総会決議の取消訴訟の係属中に,翌期以後の計算書類が承認された場合であっても,原告が勝訴すれば決議がさかのぼって無効になることから,その後にその議案につき再決議がされたなどの特別の事情のない限り,訴えの利益は失われない。

エ. 取締役選任の株主総会決議の取消訴訟において,当該決議により選任された取締役は,被告である会社の共同訴訟人として共同訴訟参加をすることはできないが,当該会社を補助するため共同訴訟的補助参加をすることはできる。

オ. 株主総会決議の無効確認訴訟においては,裁判所は,法令違反の事実が重大ではなく,かつ,決議に影響を及ぼさないと認められるときは,請求を棄却することができる。

1. ア イ
2. ア オ
3. イ ウ
4. ウ エ
5. エ オ

「平成19年 短答式試験 民事系科目」(法務省)(https://www.moj.go.jp/content/000006372.pdf)をもとに作成

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